ドッグダンスコンペ&プレコンペ
supported by ワンダフルステップ
規定書
ワンダフルステップが主催するドッグダンスコンペ&ファンマッチは、独自のルールによる評価・配点になります。
ドッグダンスの醍醐味である「曲との融合性」を重視し、ペアとしての表現や関係性により「作品性」が秀逸になるパフォーマンスを目指したい意向です。
一般規定
1、
全ての犬は出陳者の管理のもと、自己責任において会場に入場すること。主催者はいかなる事故においても関与しません。
2、 犬の健康と福祉が保証されていないと判断した場合は、参加を認めない場合があります。
3、 他人・他犬への攻撃性が認められる犬は参加できません。そうした行為の危険性のあるペアは、事前申告をお願いします。主催者の判断により除外する可能性があります。
4、 エントリーは、入金の確認後に正式な受理となります。
5、 エントリー受理後は、いかなる理由においても返金しません。(開催場所の規定により、ヒートの場合のみ受理します)
6、 コンペクラスにおいては、犬がリンクに入場後に練習することはできません。ホワイエに戻ることもできません。(失格)
7、 ジャッジングに対する抗議や非難は認めません。
8、 イベント会場内(駐車場など含む)にて、犬に対する手荒な扱いが認められた場合は即時退場、及び、演技終了後であっても失格となります。
9、 犬の装飾品は、首回りのみ許容します。ダブルカラーは失格です。
10、犬の被毛のカラーリング、過度なトリミングは失格の対象。自然な犬の姿の美しさを損なうアプローチの全てを失格の対象とします。
11、リンク内で使用する小道具・大道具の設置は、音響チェックを兼ね1分以内に設置、及び撤収。設置、及び撤収についてはハンドラー以外の人間が行っても良い。ただし事前申告の1名のみを許可します。
12、小道具・大道具については、ルーティンに不可欠であること。犬の行うムーブは、小道具を3回以上使用すること。
衣装の一部を犬のムーブに用いる場合、小道具と見なされます。
エントリーについて
1、 ペアのスキル(年齢、技術スキル、など含む)に合ったクラスへのエントリーを推奨します。スキルに見合わないクラスエントリーは、大幅な減点の対象となります。(上級ペアの初級クラスエントリーなど)
2、
エントリークラスに見合うコンテンツの難度・種類を推奨します。
3、 同一クラスに同じ犬との複数エントリーは可能です。ただし、違う曲でのエントリーに限ります。
4、
FS(フリースタイル)部門
(ノービス・インターミディエイト・アドバンス)
HTM(ヒールワークトゥミュージック)部門
(ノービス・インターミディエイト・アドバンス)
各部門において、シングル、ペア、グループ、でのエントリーが可能です。
5、 エントリークラスは自己申告制とします。
6、 演技する曲は、1分~4分とします。4分を越す演技は失格対象です。
7、 コンペ部門・プレコンペ部門・ファン部門 の3部門での同時開催です。
プレコンペ部門は、コンペ規定に準じます。トリーツやトイなどのモチベーターの持ち込み可。
プレコンペ部門のエントリーの際、クラスの申告もお願いします。
ファン部門は、規定外での演技が可能です。(例:HTM50%+FS50%など)
採点(30点満点)
1、 表現・正確さ・出来栄え(Presentation)10点
全体の流れ、犬の呼応性、明瞭な指示、正確な動作
エントリークラスに見合った内容の表現
2、 内容・構成(Content)10点
全体構成の流れ、犬の年齢・健康状態に適切な内容、リンクシェアのバランス、
1つ1つの構成のつなぎのスムースさ、犬のスキルに合った曲の長さ、
ヒールワーク/フリースタイルのパーセンテージ
エントリークラスに合ったコンテンツの種類と数
3、 作品性(Artistic Interpretation)10点
曲の表現、人の動きや犬の動きがフレーズに合っているか、感情の表現の有無、
犬の動きと人の動きのリンク、ムーブメントの意味付け、衣装、
曲がBGM化しているとみなされた場合、大きな減点対象。
5、
同一点の場合
合算スコアが同一点の演技がある場合、Artistic Interpretationのスコアが高いペアを上位とします。
表彰について
・コンペ部門の各クラス1席~3席を表彰します。成績は公表されます。
プレコンペ部門はスコアシートが得られますが、成績が公表されることはなく順位もつきません。
・プレコンペ部門は、ノービスクラスのみジャッジ賞が付与される場合があります。インタークラス以上は対象外です。
・ファン部門から、ジャッジ賞が付与されることがあります。
HTM(ヒールワーク トゥ ミュージック)
1.HTMのルーティンは、最低75%のHTM動作と最高25%のフリースタイル動作を組み込むことができます。HTM動作が75%に満たない演技の場合は大きな減点になります。
また、犬がハンドラーから2m以上離れてはいけません。
2、HTMにおける犬とハンドラーの距離は15㎝以下とします。距離は、犬と人の最も近い部分で測定されます。犬とハンドラーの距離が50㎝を越した場合は、フリースタイルとみなされます。
犬は常に、ハンドラーのペースと方向に適応し、平行な動きを保持しなければいけません。
犬はいかなるポジション・ムーブメントにおいても、自立し自然に動く必要があります。
3、HTMのコンテンツは、10ポジション、6方向(前進、バックステップ、左方向へのサイドパス、右方向へのサイドパス、左方向への旋回、右方向への旋回)
4、構成コンテンツは、左右バランスが取れていることが望ましい。
5、クラスエントリーの目安として、ノービスクラス 2~3ポジション、インタークラス 3~6ポジション、アドバンスクラス
7~10ポジション。
ノービスクラス・インタークラスにおいては、ポジションの種類が多いことよりも方向性のバリエーションが構成要素 に含まれることを推奨します。(例:4ポジションだが前進のみの構成よりも、2ポジションでも各ポジション3方向の方が高い評価)
6、コンテンツについて
10ポジション
①:犬の右肩が、ハンドラーの左足(左側)の隣に平行に位置している。
②:犬の右肩が、ハンドラーの右足(前側)に平行に位置している。ハンドラーの足先の内側でも外側でも良い。
③:犬の右肩が、ハンドラーの右足(右側)に平行に位置している。
④:犬の右肩が、ハンドラーの左足(後ろ側)に平行に位置している。
⑤:犬の左肩が、ハンドラーの右足(右側)の隣に平行に位置している。
⑥:犬の左肩が、ハンドラーの左足(前側)に平行に位置している。ハンドラーの足先の内側でも外側でも良い。
⑦:犬の左肩が、ハンドラーの左足(左側)に平行に位置している。
⑧:犬の左肩が、ハンドラーの右足(後ろ側)に平行に位置している。
⑨:犬がハンドラーの足間に位置し、ハンドラーと同じ方向を向いている。犬の肩はハンドラーの足と同位置。
⑩:犬がハンドラーの足間に位置し、ハンドラーと逆の方向を向いている。犬の肩はハンドラーの足と同位置。
6方向
前進、後退、右方向サイドステップ、左方向サイドステップ、右旋回、左旋回
FS(フリースタイル)
FSのルーティンは、最低75%のFS動作と最高25%のHTM動作を組み合わせることができます。動作が犬の健康を危険にさらさない限り、様々な動作が許容されます。
リンクのシェア率には言及しませんが、リンク使用バランス(左右)がとれていることが望ましい。